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〘873㌻〙

第1章

1 ハカリヤの子こネヘミヤの言詞ことば  第だい二十年ねんキスレウの月󠄃つき我われシユシヤンの都みやこにありける時とき

2 わが兄弟きやうだいの一人ひとりなるハナニ數󠄄人すうにんの者ものとともにユダより來きたりしかば我われ俘虜人とらはれびとの遺󠄃餘のこりなる夫かの逃󠄄のがれかへりしユダヤ人びとの事ことおよびヱルサレムの事ことを問とひたづねしに 3 彼かれら我われに言いひけるは俘虜人とらはれびとの遺󠄃餘のこりなる夫かの州しう內ないの民たみは大おほいなる患難なやみに遭󠄃あひ凌辱はづかしめに遭󠄃あふ又󠄂またヱルサレムの石垣いしがきは打うち崩󠄃くづされ其その門もんは火ひに焚やけたりと

4 我われこの言ことばを聞きゝ坐すわりて泣なき數󠄄日すうじつの間あひだ哀かなしみ斷食󠄃だんじきし天てんの神かみに祈いのりて言いふ 5 天てんの神かみヱホバ大おほいなる畏おそるべき神かみ己おのれを愛あいし己おのれの誡命いましめを守まもる者ものにむかひて契󠄅約けいやくを保たもち恩惠めぐみを施ほどこしたまふ者ものよ 6 ねがはくは耳みゝを傾かたむけ目めを開ひらきて僕しもべの祈禱いのりを聽きゝいれたまへ我われいま汝なんぢの僕しもべなるイスラエルの子孫ひと〴〵のために日夜にちやなんぢの前󠄃まへに祈いのり我儕われらイスラエルの子孫ひと〴〵が汝なんぢにむかひて犯をかせし罪つみを懺悔ざんげす誠󠄃まことに我われも我わが父󠄃ちゝの家いへも罪つみを犯をかせり 7 我われらは汝なんぢにむかひて大おほいに惡あしき事ことを行おこなひ汝なんぢの僕しもべモーセに汝なんぢの命めいじたまひし誡命いましめをも法度のりをも例規さだめをも守まもらざりき 8 請󠄃こふ汝なんぢの僕しもべモーセに命めいじたまひし言ことばを憶おもひたまへ其その言ことばに云いはく汝なんぢら若もし罪つみを犯をかさば我われ汝なんぢらを國々くに〴〵に散ちらさん 9 然しかれども汝なんぢらもし我われにたちかへり我わが誡命いましめを守まもりてこれを行おこなはば暇令たとひ逐󠄃おはれゆきて天てんの涯はてにをるとも我われそこより汝等なんぢらをあつめ我わが名なを住󠄃すまはせんとて撰えらびし處ところにきたらしめんと 10 そもそも是等これらの者ものは汝なんぢが大おほいなる能力ちからと强つよき手てをもて贖あがなひたまひし汝なんぢの僕しもべなんぢの民たみなり 11 主しゆよ請󠄃こふ僕しもべの祈禱いのりおよび汝なんぢの名なを畏かしこむことを悅よろこぶ汝なんぢの僕しもべ等どもの祈禱いのりに耳みゝを傾かたむけたまへ願ねがはくは今日けふ僕しもべを助たすけて此人このひとの目めの前󠄃まへに憐憫あはれみを得えさせたまへこの時とき我われは王わうの酒人さかびとなりき
 873㌻ 

第2章

1 茲こゝにアルタシヤスタ王わうの二十年ねんニサンの月󠄃つき王わうの前󠄃まへに酒さけのいでし時とき我われ酒さけをつぎて王わうにたてまつれり我われは今いままで王わうの前󠄃まへにて憂うき色いろを帶おびしこと有󠄃あらざりき 2 王わうわれに言いひけるは汝なんぢは疾病やまひも有󠄃あらざるに何なにとて面かほに憂うき色いろを帶おぶるや是これ他ほかならず心こゝろに憂うれふる所󠄃ところあるなりと是こゝにおいて我われ甚はなはだ大おほいに懼おそれたりしが 3 遂󠄅つひに王わうに奏まうして曰いふ願ねがはくは王わう長壽いのちながかれ我わが先祖せんぞの墓はかの地ちたるその邑まちは荒蕪あるはてその門もんは火ひにて焚やけたれば我われいかで顏かほに憂うき色いろを帶おびざるを得えんやと 4 王わうわれに向むかひて然しからば汝なんぢ何なにをなさんと願ねがふやと言いひければ我われすなはち天てんの神かみに祈いのりて 5 王わうに言いひけるは王わうもし之これを善よしとしたまひ我われもし汝なんぢの前󠄃まへに恩めぐみを得えたる者ものなりせば願ねがはくはユダにあるわが先祖せんぞの墓はかの邑まちに我われを遣󠄃つかはして我われにこれを建󠄄たて起󠄃おこさしめたまへと〘674㌻〙 6 時ときに后妃きさきも傍かたはらに坐ざしをりしが王わうわれに言いひけるは汝なんぢが往󠄃ゆきてをる間あひだは何なに程󠄃ほどなるべきや何時いつ頃ごろ歸かへりきたるやと王わうかく我われを遣󠄃つかはすことを善よしとしければ我われ期ときを定さだめて奏まうせり 7 而しかして我われまた王わうに言いひけるは王わうもし善よしとしたまはば請󠄃こふ河外かはむかふの總󠄂督そうとく等たちに與あたふる書ふみを我われに賜たまひ彼かれらをして我われをユダまで通󠄃とほさしめたまへ 8 また王わうの山林さんりんを守まもるアサフに與あたふる書ふみをも賜たまひ彼かれをして殿みやに屬ぞくする城󠄃しろの門もんを作つくり邑まちの石垣いしがきおよび我わが入いるべき家いへに用もちふる材木ざいもくを我われに授さづけしめたまへと我わが神かみ善よく我われを助たすけたまひしに因よりて王わうこれを我われに允ゆるせり

9 是こゝに於おいて我われ河外かはむかふの總󠄂督そうとく等たちに詣いたりて王わうの書ふみをこれに付わたせり王わうは軍長ぐんちやう數󠄄人すうにんに騎兵きへいをそへて我われに伴󠄃ともなはせたり 10 時ときにホロニ人びとサンバラテおよびアンモニ人びと奴隸どれいトビヤこれを聞ききイスラエルの子孫ひと〴〵の安寧あんねいを求もとむる人ひと來きたれりとて大おほいに憂うれふ 11 我われついにヱルサレムに到いたりて彼處かしこに三日みつか居をりける後のち 12 夜よ中なかに起󠄃おきいでたり數󠄄人すうにんの者ものわれに伴󠄃ともなふ我われはわが神かみがヱルサレムのために爲なさせんとて我わが心こゝろに入いれたまひし所󠄃ところの事ことを何人なにびとにも吿つげしらせず亦また我わが乘のれる一匹󠄃ぴきの畜けものの外ほかには畜けものを引ひきつれざりき 13 我われすなはち夜中よなかに立たちいで谷たにの門もんを通󠄃とほり龍󠄇たつ井ゐどの對面むかひを經へ糞ふん門もんに至いたりてヱルサレムの石垣いしがきを閲けみせしにその石垣いしがきは頽くづれをりその門もんは已すでに火ひに焚やけてありき
 874㌻ 
14 かくて又󠄂また前󠄃すゝみて泉いづみの門もんにゆき王わうの池いけにいたりしに我わが乘のれる畜けものの通󠄃とほるべき處ところなかりき 15 我われ亦またその夜よの中うちに溪川たにがはに沿󠄄そひて進󠄃すゝみのぼりて石垣いしがきを觀みめぐり頓やがて身みを反かへして谷たにの門もんより歸かへりいりぬ 16 然しかるに牧伯等つかさたちは我わが何處いづくに往󠄃ゆきしか何なにを爲なせしかを知しらざりき我われまた未いまだこれをユダヤ人びとにも祭司さいしにも貴たふとき人ひとにも方伯つかさ等たちにも其その他ほかの役人やくにんにも吿つげしらせざりしが

17 遂󠄅つひに彼かれらに言いひけるは汝なんぢらの見みるごとく我儕われらの境遇󠄃ありさまは惡あしくヱルサレムは荒あれはてその門もんは火ひに焚やけたり來きたれ我儕われらヱルサレムの石垣いしがきを築きづきあげて再ふたゝび世よの凌辱はづかしめをうくることなからんと 18 而しかして我われわが神かみの善よくわれを助たすけたまひし事ことを彼かれらに吿つげまた王わうの我われに語かたりし言詞ことばをも吿つげしらせければ去來いざ起󠄃たちて築きづかんと言いひ皆みな奮ふるひてこの美よき事ことを爲なさんとす 19 時ときにホロニ人びとサンバラテ、アンモニ人びと奴隸どれいトビヤおよびアラビヤ人びとガシムこれを聞きゝて我われらを嘲󠄂あざけり我儕われらを悔あなどりて言いふ汝なんぢら何事なにごとをなすや王わうに叛󠄃そむかんとするなるかと 20 我われすなはち答こたへて彼かれらに言いふ天てんの神かみわれらをして志こころざしを得えさせたまはん故ゆゑに其その僕しもべたる我儕われら起󠄃たちて築きづくべし然されど汝なんぢらはヱルサレムに何なにの分󠄃ぶんもなく權理けんりもなく記念きねんもなしと〘675㌻〙

第3章

1 茲こゝに祭司さいしの長をさヱリアシブその兄弟きやうだいの祭司さいし等たちとともに起󠄃たちて羊ひつじの門もんを建󠄄たて之これを聖󠄃別きよめてその扉󠄆とびらを設まうけ尙なほも之これを聖󠄃別きよめてハンメアの戌樓やぐらに及およぼし又󠄂またハナネルの戌樓やぐらに及およぼせり 2 その次󠄄つぎにはヱリコの人々ひと〴〵を築きづき建󠄄たて其その次󠄄つぎにはイムリの子こザツクル築きづき建󠄄たてたり

3 魚うをの門もんはハツセナアの子等こらこれを建󠄄たて構󠄃かまへその扉󠄆とびらを設まうけて之これに鎖󠄃じやうと閂かんぬきを施ほどこせり 4 その次󠄄つぎにはハツコヅの子こウリヤの子こメレモタ修繕つくろひをなし其その次󠄄つぎにはメシザベルの子こベレキヤの子こメシユラム修繕つくろひをなしその次󠄄つぎにはバアナの子こザドク修繕つくろひをなし
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5 その次󠄄つぎにはテコア人等ひとたち修繕つくろひをなせり但たゞしその貴たふとき族やからはその主しゆの工事こうじに服󠄃ふくせざりき

6 古ふる門もんはパセアの子こヨイアダおよびベソデヤの子こメシユラムこれを修繕つくろひ構󠄃かまへその扉󠄆とびらを設まうけて之これに鎖󠄃じやうと閂かんぬきを施ほどこせり 7 その次󠄄つぎにはギベオン人びとメラテヤ、メロノテ人びとヤドン河外かはむかふの總󠄂督そうとくの管轄くわんかつに屬ぞくするギベオンとミヅパの人々ひと〴〵等など修繕つくろひをなせり 8 その次󠄄つぎにはハルハヤの子こウジエルなどの金工きんこう修繕つくろひをなし其その次󠄄つぎには製香者かをりづくりハナニヤなど修繕つくろひをなしヱルサレムを堅かたうして石垣いしがきの廣ひろき處ところにまで及およべり 9 その次󠄄つぎにはエルサレムの郡ぐんの半󠄃なかばの知事つかさホルの子こレパヤ修繕つくろひをなせり 10 その次󠄄つぎにはハルマフの子こヱダヤ己おのれの家いへと相對あひむかふ處ところを修繕つくろへりその次󠄄つぎにはハシヤブニヤの子こハツトシ修繕つくろひをなせり 11 ハリムの子こマルキヤおよびバハテモアブの子こハシユブも一方いつぱうを修繕つくろひまた爐かまど戍樓やぐらを修繕つくろへり 12 その次󠄄つぎにはヱルサレムの郡ぐんの半󠄃なかばの知事つかさハロヘシの子こシヤルムその女子等むすめどもとともに修繕つくろひをなせり

13 谷たにの門もんはハヌン、ザノアの民たみと偕ともに之これを修繕つくろひ之これを建󠄄たてなほしてその扉󠄆とびらを設まうけ之これに鎖󠄃じやうと閂かんぬきを施ほどこしまた糞ふんの門もんまでの石垣いしがき一千せんキユビトを修繕つくろへり

14 糞ふんの門もんはベテハケレムの郡ぐんの半󠄃なかばの知事つかさレカブの子こマルキヤこれを修繕つくろひ之これを建󠄄たてなほしてその扉󠄆とびらを設まうけ之これに鎖󠄃じやうと閂かんぬきを施ほどこせり

15 泉いづみの門もんはミヅパの郡ぐんの知事つかさコロホゼの子こシヤルンこれを修繕つくろひ之これを建󠄄たてなほして覆󠄄おほひその扉󠄆とびらを設まうけ之これに鎖󠄃じやうと閂かんぬきを施ほどこしまた王わうの園そのの邊󠄎ほとりなるシラの池いけに沿󠄄そへる石垣いしがきを修繕つくろひてダビデの邑まちより下くだるところの階級きざはしにまで及およぼせり 16 その後あとにはベテズルの郡ぐんの半󠄃なかばの知事つかさアズブクの子こネヘミヤ修繕つくろひをなしてダビデの墓はかに對むかふ處ところにまで及およぼし堀ほり池いけに至いたり勇󠄃士ますらを宅やに至いたれり〘676㌻〙 17 その後あとにはバニの子こレホムなどのレビ人びと修繕つくろひをなし其その次󠄄つぎにはケイラの郡ぐんの半󠄃なかばの知事つかさハシヤビヤその郡ぐんの爲ために修繕つくろひをなせり
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18 その後あとにはケイラの郡ぐんの半󠄃なかばの知事つかさヘナダデの子こバワイなどいふ其その兄弟きやうだい修繕つくろひをなし 19 その次󠄄つぎにはヱシユアの子こミヅパの知事つかさエゼル石垣いしがきの彎まがりにある武器庫ぶきぐらに上のぼる所󠄃ところに對むかへる部分󠄃ぶぶんを修繕つくろひ 20 その後あとにはザバイの子こバルク力ちからを竭つくして石垣いしがきの彎まがりより祭司さいしの長をさエリアシブの家いへの門かどまでの部分󠄃ぶぶんを修繕つくろひ 21 その次󠄄つぎにはハツコヅの子こウリヤの子こメレモテ、エリアシブの家いへの門かどよりエジアシブの家いへの極はてまでの部分󠄃ぶぶんを修繕つくろひ 22 その次󠄄つぎには窪地くぼちの人ひとなる祭司さいし等たち修繕つくろひをなし 23 その次󠄄つぎにはベニヤミンおよびハシユブ己おのれの家いへと相あひ對むかふ處ところを修繕つくろひ其その次󠄄つぎにはアナニヤの子こマアセヤの子こアザリヤ己おのれの家いへに近󠄃ちかき處ところを修繕つくろひ 24 その次󠄄つぎにはヘナダデの子こビンヌイ、アザリヤの家いへより石垣いしがきの彎まがり角かどまでの部分󠄃ぶぶんを修繕つくろへり 25 ウザイの子こパラルは石垣いしがきの彎まがりに對むかふ處ところおよび王わうの上かみの家いへより聳そびえ出いでたる戍樓やぐらに對むかふ處ところを修繕つくろへり是これは侍衛󠄅じゑいの廳ちやうに近󠄃ちかし其その次󠄄つぎにはパロシの子こペダヤ修繕つくろひをなせり 26 時ときにネテニ人びとオペルに住󠄃すみをりて東ひがしの方かた水みづの門もんに對むかふ處ところおよび聳そびえ出いでたる戍樓やぐらに對むかふ處ところまで及およべり 27 その次󠄄つぎにはテコア人びと聳そびえ出いでたる大おほ戍樓やぐらに對むかふところの部分󠄃ぶぶんを修繕つくろひてオペルの石垣いしがきに及およぼせり

28 馬むまの門もんより上かみは祭司さいし等どもおのおのその己おのれの家いへと相對あひむかふ處ところを修繕つくろへり 29 その次󠄄つぎにはインメルの子こザドク己おのれの家いへと相對あひむかふ處ところを修繕つくろひ其その次󠄄つぎにはシカニヤの子こシマヤといふ東ひがしの門もんを守まもる者もの修繕つくろひをなし 30 その次󠄄つぎにはシレミヤの子こハナニヤおよびザラフの第だい六の子こハヌン一方いつぱうを修繕つくろひその後あとにはベレキヤの子こメシユラム己おのれの室しつと相對あひむかふ處ところを修繕つくろへり 31 その次󠄄つぎには金工きんこうの一人ひとりマルキヤといふ者ものハンミフカデの門もんと相對あひむかふ處ところを修繕つくろひて隅すみの昇口のぼりぐちに至いたりネテニ人びとおよび商人あきうどの家いへに及およぼせり 32 また隅すみの昇口のぼりぐちと羊ひつじの門もんの間あひだは金工きんこうおよび商人あきうど等らこれを修繕つくろへり

第4章

1 茲こゝにサンバラテわれらが石垣いしがきを築きづくを聞きゝて怒いかり大おほいに憤いきどほりてユダヤ人びとを罵のゝしれり 2 即すなはち彼かれその兄弟きやうだい等どもおよびサマリアの軍兵ぐんぴやうの前󠄃まへに語かたりて言いふ此これ軟弱󠄃よわ〳〵しきユダヤ人びと何なにを爲なすや自みづから强つよくせんとするか獻祭まつりをなさんとするか一日いちにちに事ことを終󠄃をへんとするか塵堆ちりづかの中なかの石いしは旣󠄁すでに燬やけたるに之これを取とり出いだして活いかさんとするかと
 877㌻ 
3 時ときにアンモニ人びとトビヤその傍かたはらにありてまた言いふ彼かれらの築きづく石垣いしがきは狐きつね上のぼるも圮くづるべしと〘677㌻〙 4 我われらの神かみよ聽きゝたまへ我われらは侮あなどらる願ねがはくは彼かれらの出いだす凌辱はづかしめをその身みの首かうべに歸かへし彼かれらを他國たこくに擄とらはれしめ掠かすめられしめたまへ 5 彼かれらの愆とがを蔽おほひたまふ勿なかれ彼かれらの罪つみを汝なんぢの前󠄃まへより消󠄃きえ去さらしめたまはざれ其そは彼かれら築きづき建󠄄たつる者ものの前󠄃まへにて汝なんぢの怒いかりを惹ひきおこしたればなり 6 斯かくわれら石垣いしがきを築きづきけるが石垣いしがきはみな已すでに相あひ連󠄃つらなりてその高たかさの半󠄃なかばにまで及およべり其そは民たみ心こゝろをこめて操作はたらきたればなり

7 然しかるにサンバラテ、トビヤ、アラビヤ人びとアンモニ人びとアシドド人等びとなどヱルサレムの石垣いしがき改修つくろはれ其その破壞やぶれも次󠄄第しだいに塞ふさがると聞きゝて大おほいに怒いかり 8 皆みなともに相あひ結むすびてヱルサレムに攻せめ來きたらんとしその中なかに擾亂みだれをおこさんとせり 9 是こゝにおいて我われら神かみに祈禱いのりをなしかれらのために日夜にちや守望󠄇まもる者ものを置おきて之これに備そなふ 10 ユダ人びとは言いへり荷にを負󠄅おふ者ものの力ちから衰󠄄おとろへしが上うへに灰󠄃はひ土つちおびただしくして我われら石垣いしがきを築きづくこと能あたはずと 11 我われらの敵てきは言いへり彼等かれらが知しらずまた見みざる間まに我われら其その中なかに入いり之これを殺ころしてその工事こうじを止とゞめんと 12 又󠄂また彼かれらの邊󠄎ほとりに住󠄃すめるユダヤ人びと來きたる時ときは我われらに吿つげて言いふ汝なんぢら我われらの所󠄃ところに歸かへらざるべからずと其その事こと十次󠄄とたびにも及およべり 13 是これに因よりて我われ石垣いしがきの後うしろの顯露あらはなる低ひくき處ところに民たみを置おき劍つるぎ鎗やりまたは弓ゆみを持もたせてその宗族やからにしたがひて之これをそなふ 14 我われ觀みめぐり起󠄃たちて貴たふとき人々ひと〴〵および牧伯等つかさたちならびにその餘ほかの民たみに吿つげて云いふ汝なんぢら彼等かれらのために懼おそるる勿なかれ主しゆの大おほいにして畏おそるべきを憶おもひ汝なんぢらの兄弟きやうだいのため男子むすこ女子むすめのため妻つまおよび家いへのために戰たゝかへよと

15 我われらの敵てきおのが事ことの我われらに知しられたるをききておのが謀計はかりごとを神かみに破やぶられたるを聞きゝしによりて我われら皆みな石垣いしがきに歸かへり各々おの〳〵その工事こうじをなせり
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16 其時そのときより後のちわが僕しもべ半󠄃なかばは工事こうじに操作はたらき半󠄃なかばは鎗やり楯たて弓ゆみなどを持もちて鎧よろひを着つけたり牧伯等つかさたちはユダの全󠄃家ぜんかの後うしろにありき 17 石垣いしがきを築きづく者ものおよび荷にを負󠄅おひはこぶ者ものは各々おの〳〵片手かたてもて工事こうじを爲なし片手かたてに武器ぶきを執とれり 18 築きづき建󠄄たつる者ものはおのおのその腰󠄃こしに劍つるぎを帶おびて築きづき建󠄄たつ又󠄂また喇叭らつぱを吹ふく者ものは我わが傍かたはらにあり 19 我われ貴たふとき人々ひと〴〵および牧伯等つかさたちならびにその餘ほかの民たみに吿つげて云いふ此この工事こうじは大おほいにして廣ひろければ我儕われら石垣いしがきにありて彼此たがひに相あひ離はなるること遠󠄄とほし 20 何處いづくにもあれ汝なんぢら喇叭らつぱの音󠄃ねのきこゆるを聞きかば其處そこに奔はせあつまりて我われらに就つけ我われらの神かみわれらのために戰たゝかひたまふべしと

21 我われら斯かくして工事こうじをなしけるが半󠄃なかばの者ものは東雲しののめの出いづるより星ほしの現あらはるるまで鎗やりを持もちをれり 22 當時そのときわれ亦また民たみに言いへらく皆みなおのおのその僕しもべとともにヱルサレムの中うちに宿やどり夜よるは我われらの防守まもりとなり晝ひるは工事こうじをつとむべしと〘678㌻〙 23 而しかして我われもわが兄弟きやうだい等たちもわが僕しもべも我われに從したがふ防守まもりの人々ひと〴〵もその衣服󠄃ころもを脱ぬがず水みづを汲󠄂くみに出いづるにも皆みな武器ぶきを執とれり

第5章

1 茲こゝに民たみその妻つまとともにその兄弟きやうだいなるユダヤ人びとにむかひて大おほいに叫さけべり 2 或ある人ひと言いふ我儕われらおよび我われらの男子むすこ女子むすめは多おほし我われら穀物こくもつを得え食󠄃くらふて生いきざるべからず 3 或ある人ひとは言いふ我われらは我われらの田畑たはた葡萄園ぶだうぞのおよび家いへをも質しちとなすなり旣󠄁すでに饑󠄃うゑに迫󠄃せまれば我われらに穀物こくもつを獲えさせよ 4 或あるひは言いふ我われらは我われらの田畝たはたおよび葡萄園ぶだうぞのをもて金かねを貸かりて王わうの租税そぜいを納󠄃をさむ 5 然されど我われらの肉󠄁にくも我われらの兄弟きやうだいの肉󠄁にくと同おなじく我われらの子女こどもも彼かれらの子女こどもと同おなじ視みよ我われらは男子むすこ女子むすめを人ひとに伏從したがはせて奴隸どれいとなす我われらの女子むすめの中うちすでに人ひとに伏從したがはせし者ものもあり如何いかにとも爲せん方法すべなし其そは我われらの田畝たはたおよび葡萄園ぶだうぞのは別ほかの人ひとの有󠄃ものとなりたればなりと

6 我われは彼かれらの叫さけびおよび是等これらの言ことばを聞きゝて大おほいに怒いかれり 7 是こゝにおいて我われ心こゝろに思おもひ計はかり貴たふとき人々ひと〴〵および牧伯等つかさたちを責せめてこれに言いひけるは汝なんぢらは各々おの〳〵その兄弟きやうだいより利り息そくを取とるなりと而しかして我われかれらの事ことにつきて大會たいくわいを開ひらき 8 彼かれらに言いひけるは我われらは異邦󠄆人ことくにびとの手てに賣うられたる我われらの兄弟きやうだいユダヤ人びとを我われらの力ちからにしたがひて贖あがなへり然しかるにまた汝等なんぢらは己おのれの兄弟きやうだいを賣うらんとするやいかで之これをわれらの手てに賣うらるべけんやと彼かれらは默もくして言ことばなかりき
 879㌻ 
9 我われまた言いひけるは汝なんぢらの爲なすところ善よからず汝なんぢらは我われらの敵てきたる異邦󠄆人ことくにびとの誹謗そしりをおもひて我儕われらの神かみを畏おそれつつ事ことをなすべきに非あらずや 10 我われもわが兄弟きやうだいおよび僕しもべ等どもも同おなじく金かねと穀物こくもつとを貸かして利息りそくを取とることをなす願ねがはくは我われらこの利息りそくを廢やめん 11 請󠄃こふ汝なんぢら今日けふにも彼かれらの田畝たはた葡萄園ぶだうぞの橄欖かんらん園ぞのおよび家いへを彼かれらに還󠄃かへしまた彼かれらに貸かしあたへて金かね穀物こくもつおよび酒さけ油あぶらなどの百分󠄃ぶんの一を取とることを廢やめよと 12 彼かれら即すなはち言いひけるは我われら之これを還󠄃かへすべし彼かれらに何なにをも要󠄃もとめざらん汝なんぢの言いへるごとく我われら然しかなすべしと是こゝに於おいて我われ祭司さいしを呼よび彼かれらをして此この言ことばのごとく行おこなふといふ誓ちかひを立たてしめたり 13 而しかして我われわが胸懷ふところを打うち拂はらひて言いふ此この言ことばを行おこなはざる者ものをば願ねがはくは神かみ是かくのごとく凡すべて打うち拂はらひてその家いへおよびその業げふを離はなれさせたまへ即すなはちその人ひとは斯かく打うち拂はらはれて空󠄃むなしくなれかしと時ときに會衆くわいしうみなアーメンと言いひてヱホバを讃美さんびせり而しかして民たみはこの言ことばのごとくに行おこなへり〘679㌻〙

14 且かつまた我わがユダの地ちの總󠄂督そうとくに任にんぜられし時ときより即すなはちアルタシヤスタ王わうの二十年ねんより三十二年ねんまで十二年ねんの間あひだは我われもわが兄弟きやうだいも總󠄂督そうとくの受うくべき祿ろくを食󠄃はまざりき 15 わが以前󠄃さきにありし舊もとの總󠄂督そうとく等たちは民たみに重荷おもにを負󠄅おはせてパンと酒さけとを是これより取とり其その外ほかにまた銀ぎん四十シケルを取とれり然しかのみならずその僕しもべ等どもも亦また民たみを壓󠄂あつせり然されども我われは神かみを畏おそるるに因よりて然しかせざりき 16 我われは反かへつてこの石垣いしがきの工事こうじに身みを委ゆだね我儕われらは何なにの田でん地ちをも買かひしこと無なし我われ僕しもべは皆みなかしこに集あつまりて工事こうじをなせり 17 且かつまた我われ席せきにはユダヤ人びとおよび牧伯等つかさたち百五十人にんあり其その外ほかにまた我われらの周󠄃圍󠄃まはりの異邦󠄆人ことくにびとの中うちより我われらに來きたれる者等ものどももありき 18 是こゝをもて一日にちに牛うし一匹󠄃ぴき肥こえたる羊ひつじ六匹󠄃ぴきを備そなへ亦また鷄にはとりをも許多あまた備そなへ十日とをかに一回ひとたび種々さま〴〵の酒さけを多おほく備そなへたり是かくありしかどもこの民たみの役つとめおもきに因よりて我われは總󠄂督そうとくの受うくべき祿ろくを要󠄃もとめざりき
 880㌻ 
19 わが神かみよ我わが此この民たみのために爲なせる一切すべての事ことを憶おもひ仁慈いつくしみをもて我われをあしらひ給たまへ

第6章

1 サンバラテ、トビヤおよびアラビヤ人びとガシムならびにその餘ほかの我われらの敵てき我わが石垣いしがきを築きづき終󠄃をはりて一ひとつの破壞やぶれも遺󠄃のこらずと聞きけり(然されどその時ときは未いまだ門もんに扉󠄆とびらを設まうけざりしなり) 2 是こゝにおいてサンバラテとガシム我われに言いひつかはしけるは來きたれ我われらオノの平󠄃野ひらのなる某それの村むらにて相會あひくわいせんとその實じつは我われを害󠄅がいせんと思おもひしなり 3 我われすなはち使󠄃者つかひを彼かれらに遣󠄃つかはして言いへらく我われは大おほいなる工事こうじをなし居をれば下くだりゆくことを得えずなんぞ工事こうじを離はなれ汝なんぢらの所󠄃ところに下くだりゆきてその間あひだ工事こうじを休やすますべけんやと 4 彼かれら四次󠄄よたびまで是かくのごとく我われに言遣󠄃いひつかはしけるが我われは何時いつもかくのごとく之これに答こたへたり 5 是こゝにおいてサンバラテまた五次󠄄いつたび目めにその僕しもべを前󠄃さきのごとく我われに遣󠄃つかはせり其その手てには封ふうぜざる書ふみを携たづさふ 6 その文󠄃ぶんに云いはく國々くに〴〵にて言いひ傳つたふガシムもまた然しかいふ汝なんぢはユダヤ人びととともに叛󠄃そむかんとして之これがために石垣いしがきを築きづけり而しかして汝なんぢはその王わうとならんとすとその言いふところ是`かくのごとし 7 また汝なんぢは預言者よげんしやを設まうけて汝なんぢの事ことをヱルサレムに宣のべしめユダに王わうありと言いはしむといひ傳つたふ恐おそらくはその事ことこの言ことばのごとく王わうに聞きこえん然されば汝なんぢいま來きたれ我われら共ともに相あひ議はからんと 8 我われすなはち彼かれに言いひつかはしけるは汝なんぢが言いへるごとき事ことを爲なせし事ことなし惟たゞなんぢ之これを己おのれの心こゝろより作つくりいだせるなりと 9 彼かれらは皆みなわれらを懼おそれしめんとせり彼かれら謂おもへらく斯かくなさば彼かれら手て弱󠄃よわりて工事こうじを息やむべければ工事こうじ成󠄃ならざるべしと今いまねがはくは我わが手てを强つよくしたまへ〘680㌻〙

10 かくて後のち我われメヘタベルの子こデラヤの子こシマヤの家いへに往󠄃ゆきしに彼かれ閉とぢこもり居ゐて言いへらく我われら神かみの室いへに到いたりて神殿しんでんの內うちに相會あひくわいし神殿しんでんの戶とを閉とぢおかん彼かれら汝なんぢを殺ころさんとて來きたるべければなり必かならず夜よのうちに汝なんぢを殺ころさんとて來きたるべしと
 881㌻ 
11 我われ言いひけるは我わがごとき人ひといかで逃󠄄にぐべけんや我わがごとき身みにして誰たれか神殿しんでんに入いりて生命いのちを全󠄃まつたうすることを爲せんや我われは入いらじと 12 我われ曉さとれるに神かみかれを遣󠄃つかはしたまひしに非あらず彼かれが我われにむかひて此この預言よげんを説ときしはトビヤとサンバラテ彼かれに賄賂まひなひしたればなり 13 彼かれに賄賂まひなひせしは此事このことのためなり即すなはち我われをして懼おそれて然しかなして罪つみを犯をかさしめ惡あしき名なを我われに負󠄅おはする種たねを得えて我われを辱はづかしめんとてなりき 14 わが神かみよトビヤ、サンバラテおよび女をんな預言者よげんしやノアデヤならびにその他ほかの預言者よげんしやなど凡すべて我われを懼おそれしめんとする者等ものどもを憶おぼえてその行爲わざに報むくいをなしたまへ

15 石垣いしがきは五十二日にちを歷へてエルルの月󠄃つきの二十五日にちに成󠄃就じやうじゆせり 16 我われらの敵てき皆みなこれを聞きゝければ我われらの周󠄃圍󠄃まはりの異邦󠄆人ことくにびとは凡すべて怖おそれ大おほいに面目めんぼくをうしなへり其そは彼等かれらこの工事こうじは我われらの神かみの爲なしたまひし者ものなりと曉さとりたればなり 17 其その頃ころユダの貴たふとき人々ひと〴〵しばしば書ふみをトビヤにおくれりトビヤの書ふみもまた彼かれらに來きたれり 18 トビヤはアラの子こシカニヤの婿むこなるをもてユダの中うちに彼かれと盟ちかひを結むすべる者もの多おほかりしが故ゆゑなりトビヤの子こヨハナンも亦またベレキヤの子こメシユラムの女子むすめを妻つまに娶めとりたり 19 彼かれらはトビヤの善行よきおこなひを我わが前󠄃まへに語かたりまた我わが言ことばを彼かれに通󠄃つうぜりトビヤは常つねに書ふみをおくりて我われを懼おそれしめんとせり

第7章

1 石垣いしがきを築きづき扉󠄆とびらを設まうけ門もんを守まもる者もの謳歌者うたうたふものおよびレビ人びとを立たつるにおよびて 2 我われわが兄弟きやうだいハナニおよび城󠄃しろの宰つかさハナニヤをしてヱルサレムを治をさめしむ彼かれは忠信まめやかなる人ひとにして衆多おほくの者ものに超まさりて神かみを畏おそるる者ものなり 3 我われかれらに言いふ日ひの熱あつくなるまではヱルサレムの門もんを啓󠄃ひらくべからず人々ひと〴〵の立たちて守まもりをる間あひだに門もんを閉とぢさせて汝なんぢらこれを堅かたうせよ汝なんぢらヱルサレムの民たみを番兵ばんぺいに立たてて各々おの〳〵にその所󠄃ところを守まもらしめ各々おの〳〵にその家いへと相對あひむかふ處ところを守まもらしめよと 4 邑まちは廣ひとくして大おほいなりしかどもその內うちの民たみは寡すくなくして家いへは未いまだ建󠄄たてざりき
 882㌻ 

5 我わが神かみはわが心こゝろに貴たふとき人々ひと〴〵牧伯等つかさたちおよび民たみを集あつめてその名な簿󠄃ふみをしらぶる思念おもひを起󠄃おこさしめたまへり我われ最先いやさきに上のぼり來きたりし者等ものどもの系圖󠄃けいづの書ふみを得えて見みるにその中なかに書かきしるして曰いはく 6 往󠄃昔むかしバビロンの王わうネブカデネザルに擄とらへられバビロンに遷󠄇うつされたる者もののうち俘囚とらはれをゆるされてヱルサレムおよびユダに上のぼりおのおの己おのれの邑まちに歸かへりし此この州しうの者ものは左さの如ごとし〘681㌻〙 7 是これ皆みなゼルバベル、ヱシユア、ネヘミヤ、アザリヤ、ラアミヤ、ナハマニ、モルデカイ、ビルシヤン、ミスペレテ、ビグワイ、ネホム、バアナ等らに隨したがひ來きたれり  そのイスラエルの民たみの人ひと數󠄄かずは是かくのごとし

8 パロシの子孫しそん二千せん百ひゃく七十二人にん 9 シパテヤの子孫しそん三百びやく七十二人にん 10 アラの子孫しそん六百ぴやく五十二人にん 11 ヱシユアとヨアブの族やからたるパハテモアブの子孫しそん二千せん八百ぴやく十八人にん 12 エラムの子孫しそん千せん二百ひやく五十四人にん 13 ザツトの子孫しそん八百ぴやく四十五人にん 14 ザツカイの子孫しそん七百ひやく六十人にん 15 ビンヌイの子孫しそん六百ぴやく四十八人にん 16 ベバイの子孫しそん六百ぴやく二十八人にん 17 アズガデの子孫しそん二千せん三百びやく二十二人にん 18 アドニカムの子孫しそん六百ぴやく六十七人にん 19 ビグワイの子孫しそん二千せん六十七人にん 20 アデンの子孫しそん六百ぴやく五十五人にん 21 ヒゼキヤの家いへのアテルの子孫しそん九十八人にん 22 ハシユムの子孫しそん三百びやく二十八人にん 23 ベザイの子孫しそん三百びやく二十四人にん 24 ハリフの子孫しそん百ひやく十二人にん 25 ギベオンの子孫しそん九十五人にん 26 ベテレヘムおよびネトパの人ひと百ひやく八十八人にん 27 アナトテの人ひと百ひやく二十八人にん 28 ベテアズマウテの人ひと四十二人にん 29 キリアテヤリム、ケピラおよびベエロテの人ひと七百ひやく四十三人にん 30 ラマおよびゲバの人ひと六百ぴやく二十一人にん 31 ミクマシの人ひと百ひやく二十二人にん 32 ベテルおよびアイの人ひと百ひやく二十三人にん 33 他ほかのネボの人ひと五十二人にん 34 他ほかのエラムの民たみ千せん二一百ひやく五十四人にん 35 ハリムの民たみ三百びやく二十人にん 36 ヱリコの民たみ三百びやく四十五人にん 37 ロド、ハデデおよびオノの民たみ七百ひやく二十一人にん 38 セナアの子孫しそん三千ぜん九百ひやく三十人にん

39 祭司さいしはヱシユアの家いへのヱダヤの子孫しそん九百ひやく七十三人にん 40 インメルの子孫しそん千せん五十二人にん 41 パシユルの子孫しそん一千せん二百ひやく四十七人にん
 883㌻ 
42 ハリムの子孫しそん一千せん十七人にん

43 レビ人びとはホデワの子等こどもヱシユアとカデミエルの子孫しそん七十四人にん 44 謳歌者うたうたふものはアサフの子孫しそん百ひやく四十八人にん 45 門もんを守まもる者ものはシヤルムの子孫しそんアテルの子孫しそんタルモンの子孫しそんアツクブの子孫しそんハテタの子孫しそんシヨバイの子孫しそん百ひやく三十八人にん

46 ネテニ人にんはジハの子孫しそんハスパの子孫しそんタバオテの子孫しそん 47 ケロスの子孫しそんシアの子孫しそんパドンの子孫しそん 48 レバナの子孫しそんハガバの子孫しそんサルマイの子孫しそん 49 ハナンの子孫しそんギデルの子孫しそんガハルの子孫しそん 50 レアヤの子孫しそんレヂンの子孫しそんネコダの子孫しそん 51 ガザムの子孫しそんウザの子孫しそんパセアの子孫しそん 52 ベサイの子孫しそんメウニムの子孫しそんネフセシムの子孫しそん 53 バクブクの子孫しそんハクパの子孫しそんハルホルの子孫しそん〘682㌻〙 54 バヅリテの子孫しそんメヒダの子孫しそんハルシヤの子孫しそん 55 バルコスの子孫しそんシセラの子孫しそんテマの子孫しそん 56 ネヂアの子孫しそんハテパの子孫しそん等とうなり

57 ソロモンの僕しもべたりし者等ものどもの子孫しそんは即すなはちソタイの子孫しそんソペレテの子孫しそんペリダの子孫しそん 58 ヤアラの子孫しそんダルコンの子孫しそんギデルの子孫しそん 59 シパテヤの子孫しそんハツテルの子孫しそんポケレテハツゼバイムの子孫しそんアモンの子孫しそん 60 ネテニ人びととソロモンの僕しもべたりし者等ものどもの子孫しそんとは合あはせせて三百びやく九十二人にん

61 またテルメラ、テルハレサ、ケルブ、アドンおよびインメルより上のぼり來きたれる者ものありしがその宗家そうけとその血統ちすぢとを示しめしてイスラエルの者ものなるを明あきらかにすることを得えざりき 62 是これすなはちデラヤの子孫しそんトビヤの子孫しそんネコダの子孫しそんにして合あはせて六百ぴやく四十二人にん 63 祭司さいしの中うちにホバヤの子孫しそんハツコヅの子孫しそんバルジライの子孫しそんありバルジライはギレアデ人びとバルジライの女むすめを妻つまに娶めとりてその名なを名なのりしなり 64 是等これらの者もの系圖󠄃けいづに載のれる者等ものどもの中うちにその籍せきを尋󠄃たづねたれども在あらざりき是故このゆえに汚けがれたる者ものとして祭司さいしの中うちより除のぞかれたり 65 テルシヤタ即すなはち之これに吿つげてウリムとトンミムを帶おぶる祭司さいしの興おこるまでは至聖󠄃物いときよきものを食󠄃くらふべからずと言いへり
 884㌻ 

66 會衆くわいしうあはせて四萬まん二千せん三百びやく六十人にん 67 この外ほかにその僕しもべ婢しもめ七千せん三百びやく三十七人にん謳歌うたうたふ男女をとこをんな二百ひやく四十五人にんあり 68 その馬むま七百ひやく三十六匹󠄃ぴきその騾ら二百ひやく四十五匹󠄃ひき 69 駱駝らくだ四百ひやく三十五匹󠄃ひき驢馬ろば六千せん七百ひやく二十匹󠄃ぴき

70 宗家そうけの長ちやうの中うち工事こうじのために物ものを納󠄃をさめし人々ひと〴〵ありテルシヤタは金きん一千せんダリク鉢はち五十 祭司さいしの衣服󠄃ころも五百ひやく三十襲󠄂かさねを施ほどこして庫くらに納󠄃をさむ 71 また宗家そうけの長ちやう數󠄄人すうにんは金きん二萬まんダリク銀ぎん二千せん二百ひやく斤ぎんを工事こうじのために庫くらに納󠄃をさむ 72 その餘ほかの民たみの納󠄃をさめし者ものは金きん二萬まんダリク銀ぎん二千せん斤ぎん祭司さいしの衣服󠄃ころも六十七襲󠄂かさねなりき

73 かくて祭司さいしレビ人びと門もんを守まもる者もの謳歌者うたうたふもの民等たみどもネテニ人びとおよびイスラエル人びとすべてその邑々まち〳〵に住󠄃すめり  イスラエルの子孫ひと〴〵かくてその邑々まち〳〵に住󠄃すみをりて七月󠄃ぐわつにいたりぬ

第8章

1 茲こゝに民たみみな一人いちにんのごとくになりて水みづの門もんの前󠄃まへなる廣ひろ場ばに集あつまり學士がくしエズラに請󠄃こひてヱホバのイスラエルに命めいじたまひしモーセの律法おきての書ふみを携たづさへきたらんことを求もとめたり 2 この日ひすなはち七月󠄃ぐわつ一日にち祭司さいしエズラ律法おきてを携たづさへ來きたりてその集あつまりをる男女をとこをんなおよび凡すべて聽きゝて了さとることを得うるところの人々ひと〴〵の前󠄃まへに至いたり 3 水みづの門もんの前󠄃まへなる廣ひろ場ばにて曙󠄃あけぼのより日ひ中なかまで男女をとこをんなおよび了さとり得うる者等ものどもの前󠄃まへにこれを誦よめり民たみみな律法おきての書ふみに耳みゝを傾かたむく〘683㌻〙 4 學士がくしエズラこの事ことのために預かねて設まうけたる木きの臺だいの上うへに立たちたりしがその傍かたはらには右みぎの方ほうにマツタテヤ、シマ、アナヤ、ウリヤ、ヒルキヤおよびマアセヤ立たちをり左さの方かたにペダヤ、ミサエル、マルキヤ、ハシユム、ハシバダナ、ゼカリヤおよびメシユラム立たちをる 5 エズラ一切すべての民たみの目めの前󠄃まへにその書ふみを開ひらけり(彼かれ一切すべての民たみより高たかきところに立たちたり)かれが開ひらきたる時ときに民たみみな起󠄃たちあがれり 6 エズラすなはち大神おほかみヱホバを祝しゆくしければ民たみみなその手てを擧あげて應こたへてアーメン、アーメンと言いひ首かうべを下さげ地ちに俯伏ひれふしてヱホバを拜をがめり 7 ヱシユア、バニ、セレビヤ、ヤミン、アツクブ、シヤベタイ、ホデヤ、マアセヤ、ケリタ、アザリヤ、ヨザバテ、ハナン、ペラヤおよびレビ人びと等ら民たみに律法おきてを了さとらしめたり民たみはその所󠄃ところに立たちをる
 885㌻ 
8 彼等かれらその書ふみに就つきて神かみの律法おきてを朗ほがらかに誦よみ且かつその意こゝろを解ときあかしてその誦よむところを之これに了さとらしむ

9 時ときにテルシヤタたるネヘミヤ祭司さいしたる學士がくしエズラおよび民たみを敎をしふるレビ人びと等ら一切すべての民たみにむかひて此この日ひは汝なんぢらの神かみヱホバの聖󠄃きよき日ひなり哭なげくなかれ泣なくなかれと言いへり其そは民たみみな律法おきての言ことばを聽きゝて泣なきたればなり 10 而しかして彼かれらに言いひけるは汝なんぢら去さりて肥こえたる者ものを食󠄃くらひ甘あまき者ものを飮のめ而しかしてその備そなへをなし得えざる者ものに之これを分󠄃わかちおくれ此この日ひは我われらの主しゆの聖󠄃きよき日ひなり汝なんぢら憂うれふることをせざれヱホバを喜よろこぶ事ことは汝なんぢらの力ちからなるぞかしと 11 レビ人びとも亦また一切すべての民たみを靜しづかめて言いふ汝なんぢら默もくせよ此この日ひは聖󠄃きよきぞかし憂うれふる勿なかれと 12 一切すべての民たみすなはち去さりて食󠄃くらひかつ飮のみ又󠄂また人ひとに分󠄃わかちおくりて大おほいなる喜悅よろこびをなせり是こはその誦よむきかされし言ことばを了さとりしが故ゆゑなり

13 その翌󠄃日よくじつ一切すべての民たみの族長ぞくちやう等たち祭司さいしおよびレビ人びと等ら律法おきての語ことばを學まなばんとて學士がくしエズラの許もとに集あつまり來きたり 14 律法おきてを視みるにヱホバのモーセによりて命めいじたまひし所󠄃ところを錄しるして云いはく七月󠄃ぐわつの節󠄄會せちゑにはイスラエルの子孫ひと〴〵茅廬かりほに居をるべしと 15 又󠄂また云いはく一切すべての邑々まち〳〵及およびヱルサレムに布ふれ傳つたへて言いふべし汝なんぢら山やまに出いでゆき橄欖かんらんの枝えだ油あぶら木きの枝えだ烏拈もちの枝えだ棕櫚しゆろの枝えだおよび茂しげれる木きの枝えだを取とりきたりて錄しるされたるごとくに茅廬かりほを造󠄃つくれと 16 是こゝにおいて民たみ出いでゆきて之これを取とりきたり各々おの〳〵その家いへの屋背やねの上うへあるひはその庭󠄄にはあるひは神かみの室いへの庭󠄄にはあるひは水みづの門もんの廣ひろ場ばあるひはエフライムの門もんの廣ひろ場ばに茅廬かりほを造󠄃つくれり 17 擄とらはれゆきて歸かへり來きたりし會衆くわいしうみな斯かく茅廬かりほを造󠄃つくりて茅廬かりほに居をれりヌンの子こヨシユアの日ひより彼かの日ひまでにイスラエルの子孫ひと〴〵斯かくおこなひし事ことなし是こゝをもてその喜悅よろこびはなはだ大おほいなりき〘684㌻〙 18 初はじめの日ひより終󠄃をはりの日ひまでエズラ日々ひごとに神かみの律法おきての書ふみを誦よめり人衆ひと〴〵七日なぬかの間あひだ節󠄄筵いはひをおこなひ第八日やうかめにいたり例れいにしたがひて聖󠄃せい會くわいを開ひらけり
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第9章

1 その月󠄃つきの二十四日かにイスラエルの子孫ひと〴〵あつまりて斷食󠄃だんじきし麻󠄃布あさぬのを纒󠄂まとひ土つちを蒙かむれり 2 イスラエルの裔すゑたる者もの一切すべての異邦󠄆人ことくにびととはなれ而しかして立たちて己おのれの罪つみと先祖せんぞの愆とがとを懺悔ざんげし 3 皆みなおのおのがその處ところに立たちてこの日ひの四分󠄃ぶんの一をもてその神かみヱホバの律法おきての書ふみを誦よみ他ほかの四分󠄃ぶんの一をもて懺悔ざんげをなしその神かみヱホバを拜をがめり 4 時ときにヱシユア、バニ、カデミエル、シバニヤ、ブンニ、セレビヤ、バニ、ケナニ等らレビ人びとの臺だいに立たち大おほ聲ごゑを擧あげてその神かみヱホバに呼よばはれり

5 斯かくてまたヱシユア、カデミエル、バニ、ハシヤブニヤ、セレビヤ、ホデヤ、セバニヤ、ペタヒヤなどのレビ人びと言いひけらく汝なんぢら起󠄃たちあがり永遠󠄄えいゑんより永遠󠄄えいゑんにわたりて在います汝なんぢらの神かみヱホバを讃ほめよ汝なんぢの尊󠄅たふとき御名みなは讃ほむべきかな是これは一切すべての讃ほめにも崇あがめにも遠󠄄とほく超こゆるなり 6 汝なんぢは唯たゞなんぢのみヱホバにまします汝なんぢは天てんと諸しよ天てんの天てんおよびその萬ばん象ざう地ちとその上うへの一切すべての物ものならびに海うみとその中なかの一切すべての物ものを造󠄃つくり之これをことごとく保存たもたせたまふなり天てん軍ぐんなんぢを拜はいす 7 汝なんぢはヱホバ神かみにまします汝なんぢは在昔むかしアブラムを撰えらみてカルデヤのウルより之これを導󠄃みちびきいだしアブラハムといふ名なをこれにつけ 8 その心こゝろの汝なんぢの前󠄃まへに忠信まめやかなるを觀みそなはし之これに契󠄅約けいやくを立たててカナン人びとヘテ人びとアモリ人びとペリジ人びとヱブス人びとおよびギルガシ人びとの地ちをこれに與あたへその子孫しそんに授さづけんと宣のたまひて終󠄃つひに汝なんぢの言ことばを成󠄃なしたまへり汝なんぢは實まことに義たゞし

9 汝なんぢは我われらの先祖せんぞがエジプトにて艱難なやみを受うくるを鑒かんがみその紅海こうかいの邊󠄎ほとりにて呼よばはり叫さけぶを聽きゝいれ 10 異兆󠄃しるしと奇蹟きせきとをあらはしてパロとその諸臣しよしんとその國くにの庶民もろもろのたみとを攻せめたまへりそはかれらは傲ほこりて我われらの先祖せんぞ等たちを攻せめしことを知しりたまへばなり而しかして汝なんぢの名なを揚あげたまへること尙なほ今日こんにちのごとし
 887㌻ 
11 汝なんぢはまた彼かれらの前󠄃まへにあたりて海うみを分󠄃わかち彼かれらをして旱かわける地ちを踏ふみて海うみの中なかを通󠄃とほらしめ彼かれらを追󠄃おふ者ものをば石いしを大水おほみづに投なげいるるごとくに淵ふちに投なげいれたまひ 12 また晝ひるは雲くもの柱󠄃はしらをもて彼かれらを導󠄃みちびき夜よるは火ひの柱󠄃はしらをもて其その往󠄃ゆくべき路みちを照てらしたまひき 13 汝なんぢはまたシナイ山ざんの上うへに降󠄄くだり天てんより彼かれらと語ものいひ正たゞしき例規さだめおよび眞󠄃まことの律法おきて善よき法度のりおよび誡命いましめを之これに授さづけ 14 汝なんぢの聖󠄃せい安息日あんそくにちを之これに示しめし汝なんぢの僕しもべモーセの手てによりて誡命いましめと法度のりと律法おきてを之これに命めいじ〘685㌻〙 15 天てんより食󠄃物くひものを之これに與あたへてその餓󠄃うゑをとどめ磐いはより水みづを之これがために出いだしてその渇かわきを濕うるほし且かつこの國くにをなんぢらに與あたへんと手てを擧あげて誓ちかひ給たまひしその國くにに入いりこれを獲うべきことをかれらに命めいじたまへり

16 然しかるに彼等かれらすなはち我われらの先祖せんぞみづから傲ほこりその項うなじを强こはくして汝なんぢの誡命いましめに聽きゝしたがはず 17 聽きゝ從したがふことを拒󠄃こばみ亦またなんぢが其その中なかにて行おこなひたまひし奇蹟きせきを憶おもはず還󠄃かへつてその項うなじを强こはくし悖もとりて自みづから一人ひとりの首領かしらを立たててその奴隸どれいたりし處ところに歸かへらんとせり然しかりと雖いへども汝なんぢは罪つみを赦ゆるす神かみにして恩惠めぐみあり憐憫あはれみあり怒いかること遲󠄃おそく慈悲あはれみ厚あつくましまして彼かれらを棄すてたまはざりき 18 また彼かれら自みづから一箇ひとつの犢こうしを鑄い造󠄃つくりて是これは汝なんぢをエジプトより導󠄃みちびき上のぼりし汝なんぢの神かみなりと言いひて大おほいに震怒いかりをひきおこす事ことを行おこなひし時ときにすら 19 汝なんぢは重々かさねがさねも憐憫あはれみを垂たれて彼かれらを荒野あれのに棄すてたまはず晝ひるは雲くもの柱󠄃はしらその上うへを離はなれずして之これを途󠄃みちに導󠄃みちびき夜よるは火ひの柱󠄃はしら離はなれずして之これを照てらしその行ゆくべき路みちを示しめしたりき 20 汝なんぢはまた汝なんぢの善よき靈みたまを賜たまひて彼かれらを訓をしへ汝なんぢのマナを常つねに彼かれらの口くちにあたへまた水みづを彼かれらに與あたへてその渇かわきをとどめ 21 四十年ねんの間あひだかれらを荒野あれのに養󠄄やしなひたまたれば彼かれらは何なにの缺かくる所󠄃ところもなくその衣服󠄃ころもも古ふるびずその足あしも腫はれざりき 22 而しかして汝なんぢ諸國しよこく諸民しよみんを彼かれらにあたへて之これを各々おの〳〵に分󠄃わかち取とらしめ給たまへりかれらはシホンの地ちヘシボンの王わうの地ちおよびバシヤンの王わうオグの地ちを獲えたり
 888㌻ 
23 斯かくてまた汝なんぢは彼かれらの子孫しそんを增まして空󠄃そらの星ほしのごなくならしめ前󠄃さきにその先祖せんぞ等たちに入いりて獲えよと宣のたまひたる地ちに之これを導󠄃みちびきいりたまひしかば 24 則すなはちその子孫しそん入いりてこの地ちを獲えたり斯かくて汝なんぢこの地ちにすめるカナン人びとをかれらの前󠄃まへに打うち伏ふせその王等わうたちおよびその國くにの民たみをかれらの手てに付わたして意こゝろのままに之これを待あつかはしめたまひき 25 斯かゝりしかば彼かれら堅固けんごなる邑々まち〳〵および膏腴󠄂ゆたかなる地ちを取とり各種もろ〳〵の美よき物ものの充みつる家いへ鑿井ほりゐど葡萄園ぶだうぞの橄欖かんらん園ぞのおよび許多あまたの菓くだものの樹きを獲え乃すなははち食󠄃くらひて飽󠄄あき肥太こえふとりり汝なんぢの大おほいなる恩惠めぐみに沾うるほひて樂たのしみたりしが

26 尙なほも悖もとりて汝なんぢに叛󠄃そむき汝なんぢの律法おきてを後うしろに抛擲なげうち己おのれを戒いましめて汝なんぢに歸かへらせんとしたる預言者よげんしや等たちを殺ころし大おほいに震怒いかりを惹ひきおこす事ことを行おこなへり 27 是これに因よりて汝なんぢかれらをその敵てきの手てに付わたして窘くるしめさせたまひしが彼かれらその艱難なやみの時ときに汝なんぢに呼よばはりければ汝なんぢ天てんより之これを聽きゝて重々かさねがさねも憐憫あはれみを加くはへ彼かれらに救すくふ者ものを多おほく與あたへて彼かれらをその敵てきの手てより救すくはせたまへり 28 然しかるに彼かれらは安やすきを獲うるの後のち復またも汝なんぢの前󠄃まへに惡あしき事ことを行おこなひしかば汝なんぢかれらをその敵てきの手てに棄すておきて敵てきにこれを治をさめしめたまひけるが彼かれら復かへ立たち歸かへりて汝なんぢに呼よばはりたれば汝なんぢ天てんよりこれを聽きき憐憫あはれみを加くはへてしばしば彼かれらを助たすけ〘686㌻〙 29 彼かれらを汝なんぢの律法おきてに引ひきもどさんとして戒いましめたまへり然しかりと雖いへども彼かれらは自みづから傲ほこりて汝なんぢの誡命いましめに聽きゝしたがはず汝なんぢの例規さだめ(人ひとのこれを行おこなはば之これによりて生いくべしといふ者もの)を犯をかし肩󠄃かたを聳そびやかし項うなじを强こはくして聽きくことをせざりき 30 斯かゝりしかど汝なんぢは年としひさしく彼かれらを容ゆるしおき汝なんぢの預言者よげんしや等たちに由よりて汝なんぢの靈みたまをもて彼かれらを戒いましめたまひしが彼等かれらつひに耳みゝを傾かたむけざりしに因よりて彼かれらを國々くに〴〵の民等たみどもの手てに付わたしたまへり 31 されど汝なんぢは憐憫あはれみおほくして彼かれらを全󠄃まつたくは絕たやさず亦また彼かれらを棄すてたまふことをも爲なしたまはざりき汝なんぢは恩惠めぐみあり憐憫あはれみある神かみにましませばなり
 889㌻ 

32 然されば我われらの神かみ大おほいにして力ちから强つよく且かつ畏おそるべくして契󠄅約けいやくを保たもち恩惠めぐみを施ほどこしたまふ御おん神かみねがはくはアッスリヤの王等わうたちの日ひより今日けふにいたるまで我儕われらの王等わうたち牧伯等つかさたち祭司さいし預言者よげんしや我われらの先祖せんぞ汝なんぢの一切すべての民等たみどもに臨のぞみし諸もろ〳〵の苦難くなんを小ちひさき事ことと觀みたまはざれ 33 我われらに臨のぞみし諸もろ〳〵の事ことにつきては汝なんぢ義ただしく在いませり汝なんぢの爲なしたまひし所󠄃ところは誠󠄃實まことにして我われらの爲なせしところは惡あしかりしなり 34 我われらの王等わうたち牧伯等つかさたち祭司さいし父󠄃祖ふそ等などは汝なんぢの律法おきてを行おこなはず汝なんぢが用もちひて彼かれらを戒いましめたまひしその誡命いましめと證詞あかしに聽きゝ從したがはざりき 35 即すなはち彼かれらは己おのれの國くにに居をり汝なんぢの賜たまふ大おほいなる恩惠めぐみに沾うるほひ汝なんぢが與あたへてその前󠄃まへに置おきたまひし廣ひろき膏腴󠄂ゆたかなる地ちにありける時ときに汝なんぢに事つかふることを爲せず又󠄂またひるがへりて自己おのれの惡あしき業わざをやむる事こともせざりしなり 36 鳴呼あゝわれらは今日こんにち奴隸どれいたり汝なんぢが我われらの先祖せんぞに與あたへてその中うちの產出なりいで物ものおよびその中うちの佳物よきものを食󠄃くらはせんとしたまひし地ちにて我われらは奴隸どれいとなりをるこそはかなけれ 37 この地ちは汝なんぢが我われらの罪つみの故ゆゑによりて我われらの上うへに立たてたまひし王等わうたちのために衆多おほくの產物さんぶつを出いだすなり且かつまた彼かれらは我われらの身みをも我われらの家畜かちくをも意こゝろのままに左さ右いうすることを得うれば我われらは大難たいなんの中うちにあるなり 38 此これもろもろの事ことのために我われら今いま堅かたき契󠄅約けいやくを立たててこれを書かきしるし我われらの牧伯等つかさたち我われらのレビ人びと我われらの祭司さいしこれに印いんす

第10章

1 印いんを捺おせる者ものはハカリヤの子こテルシヤタ、ネヘミヤおよびゼデキヤ 2 セラヤ、アザリヤ、ヱレミヤ 3 パシユル、アマリヤ、マルキヤ、 4 ハツトシ、シバニヤ、マルク 5 ハリム、メレモテ、オバデヤ 6 ダニエル、ギンネトン、バルク 7 メシユラム、アビヤ、ミヤミン 8 マアジア、ビルガ、シマヤ是等これらは祭司さいしなり 9 レビ人びとは即すなはちアザニヤの子こヱシユア 、ヘナダデの子こビンヌイ、カデミエル〘687㌻〙 10 ならびに其その兄弟きやうだいシバ二ヤ、ホデヤ、ケリタ、ペラヤ、ハナン
 890㌻ 
11 ミカ、レホブ、ハシヤビヤ 12 ザツクル、セレビヤ、シバ二ヤ 13 ホデヤ、バニ、ベニヌ 14 民たみの長かしらたる者ものはパロシ、パハテモアブ、エラム、ザツト、バニ 15 ブンニ、アズカデ、ベバイ 16 アドニヤ、ビグワイ、アデン 17 アテル、ヒゼキヤ、アズル 18 ホデヤ、ハシユム、ベザイ 19 ハリフ、アナトテ、ノバイ 20 マグピアシ、メシユラム、ヘジル 21 メシザベル、ザドク、ヤドア 22 ペラテヤ、ハナン、アナニヤ 23 ホセア、ハナニヤ、ハシユブ 24 ハロヘシ、ピルハ、シヨベク 25 レホム、ハシヤブナ、マアセヤ 26 アヒヤ、ハナン、アナン 27 マルク、ハリム、バアナ

28 その餘ほかの民たみ祭司さいしレビ人びと門もんをまもる者もの謳歌者うたうたふものネテニ人びとならびに都すべて國々くに〴〵の民等たみらと離はなれて神かみの律法おきてに附つける者ものおよびその妻つまその男子むすこ女子むすめなど凡およそ事ことを知しり辨わきまふる者ものは 29 皆みなその兄弟きやうだいたる貴たふとき人々ひと〴〵に附つきしたがひ呪詛のろひに加くははり誓ちかひを立たてて云いはく我われら神かみの僕しもべモーセによりて傳つたはりし神かみの律法おきてに步あゆみ我われらの主しゆヱホバの一切すべての誡命いましめおよびその例規さだめと法度のりを守まもり行おこなはん 30 我われらは此この地ちの民等たみどもに我われらの女子むすめを與あたへじ亦またわれらの男子むすこのために彼かれらの女子むすめを娶めとらじ 31 比この地ちの民等たみどもたとひ貨物しなものあるひは食󠄃物くひものを安息日あんそくにちに携たづさへ來きたりて賣うらんとするとも安息日あんそくにちまたは聖󠄃せい日じつには我儕われらこれを取とらじ又󠄂また七年ねんごとに耕󠄃作たがやしを廢やめ一切すべての負󠄅債ふさいを免ゆるさんと

32 我われらまた自みづから例れいを設まうけて年々とし〴〵にシケルの三分󠄃ぶんの一を出いだして我われらの神かみの室いへの用ようとなし 33 供物そなへのパン常素祭じやうそさい常燔祭じやうはんさいのため安息日あんそくにち月󠄃朔ついたちおよび節󠄄會せちゑの祭物そなへもののため聖󠄃物きよきもののためイスラエルの贖あがなひをなす罪祭ざいさいおよび我われらの神かみの家いへの諸もろ〳〵の工わざのために之これを用もちゐることを定さだむ 34 また我われら祭司さいしレビ人びとおよび民たみ籤くじを掣ひき律法おきてに記しるされたるごとく我われらの神かみヱホバの壇だんの上うへに焚たくべき薪木たきぎの禮物そなへものを年々とし〴〵定さだまれる時ときにわれらの宗家そうけにしたがひて我われらの神かみの室いへに納󠄃をさむる者ものを定さだめ
 891㌻ 
35 かつ誓ちかひて云いふ我われらの產物なりいでものの初はつおよび各種もろ〳〵の樹きの果みの初はつを年々とし〴〵ヱホバの室いへに携たづさへきたらん 36 また我われらの子等こどもおよび我われらの獸畜けものの首出うひごおよび我われらの牛うし羊ひつじの首出うひごを律法おきてに記しるされたるごとく我われらの神かみの室いへに携たづさへ來きたりて我われらの神かみの室いへに事つかふる祭司さいしに交󠄄わたし 37 我われらの麥むぎ粉󠄃この初はつわれらの擧祭きよさいの物もの各種もろ〳〵の樹きの果みおよび洒さけ油あぶらを祭司さいしの許もとに携たづさへ到いたりて我われらの神かみの家いへの室へやに納󠄃をさめ我われらの產物なりいでものの什一じふいちをレビ人びとに與あたへんレビ人びとは我われらの一切すべての農作のうさくの邑まちにおいてその什一じふいちを受うくべき者ものなればなり〘688㌻〙 38 レビ人びと什一じふいちを受うくる時ときにはアロンの子孫しそんたる祭司さいし一人ひとりそのレビ人びとと偕ともにあるべし而しかしてまたレビ人びとはその什一じふいちの十分󠄃ぶんの一を我われらの神かみの家いへに携たづさへ上のぼりて府庫くらの諸もろもろの室いへに納󠄃をさむべし 39 即すなはちイスラエルの子孫しそんおよびレビの子孫しそんは穀物こくもつおよび酒さけ油あぶらの擧祭きよさいを携たづさへいたり聖󠄃所󠄃きよきところの器皿うつはものおよび奉事つとめをする祭司さいし門もんを守まもる者もの謳歌者うたうたふものなどが在あるところの室へやに之これを納󠄃をさむべし我われらは我われらの神かみの家いへを棄すてじ

第11章

1 民たみの牧伯等つかさたちはヱルサレムに住󠄃すめりその餘ほかの民たみもまた籤くじを掣ひき十人にんの中うちよりして一人ひとり宛づつを聖󠄃きよき邑まちヱルサレムに來きたりて住󠄃すましめその九人にんを他ほかの邑々まち〳〵に住󠄃すましめたり 2 又󠄂またすべて自みづから進󠄃すゝんでヱルサレムに住󠄃すまんと言いふ人々ひと〴〵は民たみこれを祝しゆくせり

3 イスラエル祭司さいしレビ人びとネテニ人びとおよびソロモンの臣僕しもべたりし者等ものどもの子孫しそんすべてユダの邑々まち〳〵にありておのおのその邑々まち〳〵なる自己おのれの所󠄃有󠄃しよいう地ちに住󠄃すみをれり此この州しうの貴たふとき人々ひと〴〵のヱルサレムに住󠄃すみをりし者ものは左さのごとし 4 即すなはちユダの子孫しそんおよびベニヤミンの子孫しそんのヱルサレムに住󠄃すめる者ものは是これなりユダの子孫しそんはウジヤの子こアタヤ、ウジヤはゼカリヤの子こゼカリヤはアマリヤの子こアマリヤはシパテヤの子こシパテヤはマハラレルの子こ是これはペレズの子孫しそんなり 5 又󠄂またバルクの子こマアセヤといふ者ものありバルクはコロホゼの子こコロホゼはハザヤの子こハザヤはアダヤの子こアダヤはヨヤリブの子こヨヤリブはゼカリヤの子こゼカリヤはシロニ人びとの子こなり
 892㌻ 
6 ペレズの子孫しそんのヱルサレムに住󠄃すめる者ものは合あはせて四百ひやく六十八人にんにして皆みな勇󠄃士ゆうしなり

7 ベニヤミンの子孫しそんは左さのごとしメシユラムの子こサル、メシユラムはヨエデの子こヨエデはペダヤの子こペダヤはコラヤの子こコラヤはマアセヤの子こマアセヤはイテエルの子こイテエルはヱサヤの子こなり 8 その次󠄄つぎはガバイおよびサライなどにして合あはせて九百ひやく二十八人にん 9 ジクリの子こヨエルかれらの監督かんとくたりハツセヌアの子こユダこれに副そふて邑まちを治をさむ

10 祭司さいしはヨヤリブの子こヱダヤ、ヤキン 11 および神かみの室いへの宰つかさセラヤ、セラヤはヒルヤキの子こヒルキヤはメシユラムの子こメシユラムはザドクの子こザドクはメラヨテの子こメラヨテはアヒトブの子こなり 12 殿みやの職事つとめをするその兄弟きやうだい八百ぴやく二十二人にんあり又󠄂またアダヤといふ者ものありアダヤはヱロハムの子こヱロハムはペラリヤの子こペラリヤはアムジの子こアムジはゼカリヤの子こゼカリヤはパシホルの子こパシホルはマルキヤの子こなり〘689㌻〙 13 アダヤの兄弟きやうだいたる宗家そうけの長ちやう二百ひやく四十二人にんあり又󠄂またアマシサイといふ者ものありアマシサイはアザリエルの子こアザリエルはアハザイの子こアハザイはメシレモテの子こメシレモテはイシメルの子こなり 14 その兄弟きやうだいたる勇󠄃士ゆうし百ひやく二十八人にんありハツゲドリムの子こザブデエル彼かれらの監督かんとくたり

15 レビ人びとはハシユブの子こシマヤ、ハシユブはアズリカムの子こアズリカムはハシヤビヤの子こハシヤビヤはブンニの子こなり 16 またシヤベタイおよびヨザバデあり是等これらはレビ人びとの長かしらにして神かみの室いへの外そとの事ことを掌つかさどれり 17 またマツタニヤといふ者ものありマツタニヤはミカの子こミカはザブデの子こザブデはアサフの子こなりマツタニヤは祈禱いのりの時ときに感謝󠄃かんしやの詞ことばを唱となへはじむる者ものなり彼かれの兄弟きやうだいの中うちにてバクブキヤといふ者ものかれに次󠄄つげり又󠄂またアブダといふ者ものありアブダはシヤンマの子こシヤンマはガラルの子こガラルはヱドトンの子こなり
 893㌻ 
18 聖󠄃きよき邑まちにあるレビ人びとは合あはせて二百ひやく八十四人にん

19 門もんを守まもる者ものアツクブ、タルモンおよびその兄弟きやうだい等たち合あはせて百ひやく七十二人にんあり皆みな門々もん〳〵にありて伺うかがひ守まもることをせり 20 その餘ほかのイスラエル人びと祭司さいしおよびレビ人びとは皆みなユダの一切すべての邑々まち〳〵にありて各々おの〳〵おのれの產業さんげふに居をれり 21 但たゞしネテニ人びとはオペルに居をりヂハ及およびギシパ、ネタニ人びとを統すぶ

22 ヱルサレムにをるレビ人びとの監督かんとくはウジといふ者ものなりウジはバニの子こバニはハシヤビヤの子こハシヤビヤはマツタニヤの子こマツタニヤはミカの子こなり是これは謳歌者うたうたふものなるアサフの子孫しそんなりその職務つとめは神かみの室いへの事わざにかかはる 23 王わうより命令めいれいありて是これらの事ことを定さだめ謳歌者うたうたふものに日々ひびの定さだまれる分󠄃ぶんを與あたへしむ 24 ユダの子こゼラの子孫しそんメシザベルの子こペタヒヤといふ者もの王わうの手てに屬ぞくして民たみに關かかはる一切すべての事ことを取とりあつかへり

25 又󠄂また村莊むら〳〵とその田圃たはたにつきてはユダの子孫しそんの者ものキリアテアルバとその郷里むらざとデボンとその郷里むらざとおよびヱカブジエルとその村莊むら〳〵に住󠄃すみ 26 ヱシユア、モラダおよびベテペレテに住󠄃すみ 27 ハザルシユアルおよびベエルシバとその郷里むらざとに住󠄃すみ 28 チクラグおよびメコナとその郷里むらざとに住󠄃すみ 29 エンリンモン、ザレア、ヤルムテに住󠄃すみ 30 ザノア、アドラムおよび其それ等らの村莊むら〳〵ラキシとその田野でんやおよびアゼカとその郷里むらざとに住󠄃すめり斯かくかれらはベエルシバよりヒンノムの谷たにまでに天てん幕まくを張はれり 31 ベニヤミンの子孫しそんはまたゲバよりしてミクマシ、アヤおよびベテルとその郷里むらざとに住󠄃すみ〘690㌻〙 32 アナトテ、ノブ、アナニヤ 33 ハゾル、ラマ、ギツタイム 34 ハデデ、ゼボイム、ネバラテ 35 ロド、オノ工匠たくみ谷だにに住󠄃すめり 36 レビ人びとの班列くみのユダにある者ものの中うちベニヤミンに合がつせし者ものもありき
 894㌻ 

第12章

1 シヤルテルの子こゼルバベルおよびヱシユアと偕ともに上のぼりきたりし祭司さいしとレビ人びとは左さのごとしセラヤ、ヱレミヤ、エズラ 2 アマリヤ、マルク、ハツトシ 3 シカニヤ、レホム、メレモテ 4 イド、ギンネトイ、アビヤ 5 ミヤミン、マアデヤ、ビルガ 6 シマヤ、ヨヤリブ、ヱダヤ 7 サライ、アモク、ヒルキヤ、ヱダヤ是等これらの者ものはヱシユアの世よに祭司さいしおよびその兄弟きやうだい等どもの長かしらたりき

8 またレビ人びとはヱシユア、ビンヌイ、カデミエル、セレビヤ、ユダ、マツタニヤ、マツタニヤはその兄弟きやうだいとともに感謝󠄃かんしやの事ことを掌つかさどれり 9 またその兄弟きやうだいバクブキヤおよびウンノ之これと相對あひむかひて職務つとめをなせり 10 ヱシユア、ヨアキムを生うみヨアキム、エリアシブを生うみエリアシブ、ヨイアダを生うみ 11 ヨイアダ、ヨナタンを生うみヨナタン、ヤドアを生うめり

12 ヨアキムの日ひに祭司さいし等らの宗家そうけの長ちやうたりし者ものはセラヤの族やからにてはメラヤ、ヱレミヤの族やからにてはハナニヤ 13 エズラの族やからにてはメシユラム、アマリヤの族やからにてはヨハナン 14 マルキの族やからにてはヨナタン、シバニヤの族やからにてはヨセフ 15 ハリムの族やからにてはアデナ、メラヨテの族やからにてはヘルカイ 16 イドの族やからにではゼカリヤ、ギンネトン膳良にてはメシユラム 17 アビヤの族やからにてはジクリ、ミニヤミンの族やからモアデヤの族やからにてはピルタイ 18 ビルガの族やからにてはシヤンマ、シマヤの族やからにてはヨナタン 19 ヨヤリブの族やからにてはマツテナイ、ヱダヤの族やからにてはウジ 20 サライの族やからにてはカライ、アモクの族やからにてはエベル 21 ヒルキヤの族やからにてはハシヤビヤ、ヱダヤの族やからにてはネタンエル

22 エリアシブ、ヨイアダ、ヨハナンおよびヤドアの日ひにレビ人びとの宗家そうけの長等ちゃうら册ふみに錄しるさる亦またペルシヤ王わうダリヨスの治世ぢせいに祭司さいし等らも然しかせらる
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23 宗家そうけの長ちやうたるレビ人びとはエリアシブの子こヨハナンの日ひまで凡すべて歷代れきだい志しの書ふみに記しるさる 24 レビ人びとの長かしらはハシヤビヤ、セレビヤおよびカデミエルの子こヱシユアなりその兄弟きやうだい等たちこれと相對あひむかひて居をる即すなはち彼かれらは班列くみと班列くみとあひむかひ居をり神かみの人ひとダビデの命令めいれいに本もとづきて讃美さんびと感謝󠄃かんしやとをつとむ 25 マツタニヤ、バクブキヤ、オバデヤ、メシユラム、タルモン、アツクブは門もんを守まもる者ものにして門もんの內うちの府庫くらを伺うかがひ守まもれり〘691㌻〙 26 是等これらはヨザダクの子こヱシユアの子こヨアキムの日ひに在あり總󠄂督そうとくネヘミヤおよび學士がくしたる祭司さいしエズラの日ひに在ありし者ものなり

27 ヱルサレムの石垣いしがきの落成󠄃らくせいせし節󠄄會いはひに當あたりてレビ人びとをその一切すべての處ところより招まねきてヱルサレムに來きたらせ感謝󠄃かんしやと歌うたと鐃鈸ねうはちと瑟しつと琴こととをもて歡喜よろこびを盡つくしてその落成󠄃らくせいの節󠄄會いはひを行おこなはんとす 28 是こゝにおいて謳歌うた〳〵ふ徒輩ともがらヱルサレムの周󠄃圍󠄃まはりの窪地くぼちおよびネトパ人びとの村々むら〳〵より集あつまり來きたり 29 またベテギルガルおよびゲバとアズマウテとの野のより集あつまり來きたれりこの謳歌者うたうたふもの等どもはヱルサレムの周󠄃圍󠄃まはりに己おのれの村々むら〳〵を建󠄄たてたりき 30 茲こゝに祭司さいしおよびレビ人びと身みを潔󠄄きよめまた民たみおよび諸もろ〳〵の門もんと石垣いしがきとを潔󠄄きよめければ

31 我われすなはちユダの牧伯等つかさたちをして石垣いしがきの上うへに上のぼらしめ又󠄂また二ふたつの大おほいなる隊󠄄くみを作つくり設まうけて之これに感謝󠄃かんしやの詞ことばを唱となへて並ならび進󠄃すゝましむ即すなはちその一ひとつは糞ふんの門もんを指さして石垣いしがきの上うへを右みぎに進󠄃すゝめり 32 その後あとにつきて進󠄃すゝめる者ものはホシヤヤおよびユダの牧伯つかさの半󠄃なかば 33 ならびにアザリヤ、エズラ、メシユラム 34 ユダ、ベニヤミン、シマヤ、ヱレミヤなりき 35 又󠄂また祭司さいしの徒ともがら數󠄄人すうにん喇叭らつぱを吹ふきて伴󠄃ともなふあり即すなはちヨナタンの子こゼカリヤ、ヨナタンはシマヤの子こシマヤはマツタニヤの子こマツタニヤはミカヤの子こミカヤはザツクルの子こザツクルはアサフの子こなり 36 またゼカリヤの兄弟きやうだいシマヤ、アザリエル、ミラライ、ギラライ、マアイ、ネタンエル、ユダ、ハナニ等らありて神かみの人ひとダビデの樂器がくきを執とれり學士がくしエズラこれに先さきだつ
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37 而しかして彼かれら泉いづみの門もんを經へただちに進󠄃すゝみて石垣いしがきの上のぼり口ぐちに於おいてダビデの城󠄃しろの段階だんかいより登のぼりダビデの家いへの上`うへを過󠄃すぎて東ひがしの方かた水みづの門もんに至いたれり

38 また今いま一隊󠄄ひとくみの感謝󠄃かんしやする者ものは彼かれらに對むかひて進󠄃すゝみ我われは民たみの半󠄃なかばとともにその後あとに從したがへり而しかして皆みな石垣いしがきの上うへを行ゆき爐かまど戌樓やぐらの上うへを過󠄃すぎて石垣いしがきの廣ひろき處ところにいたり 39 エフライムの門もんの上うへを通󠄃とほり舊ふる門もんを過󠄃すぎ魚うをの門もんおよびハナニエルの戌樓やぐらとハンメアの戌樓やぐらを過󠄃すぎて羊ひつじの門もんに至いたり牢ひとやの門もんに立たちどまれり 40 かくて二隊󠄄ふたくみの感謝󠄃かんしやする者もの神かみの室いへにいりて立たてり我われもそこにたち牧伯等つかさたちの半󠄃なかばわれと偕ともにありき 41 また祭司さいしエリアキム、マアセヤ、ミニヤミン、ミカヤ、エリヨエナイ、ゼカリヤ、ハナニヤ等ら喇叭らつぱを執とりて居をり 42 マアセヤ、シマヤ、エレアザル、ウジ、ヨナハン、マルキヤ、エラム、エゼル之これと偕ともにあり謳歌うたうたふふ者もの聲こゑ高たかくうたへりヱズラヒヤはその監督かんとくなりき 43 斯かくしてその日ひみな大おほいなる犧牲いけにへを献さゝげて喜悅よろこびを盡つくせり其そは神かみかれらをして大おほいに喜よろこび樂たのしませたまひたればなり婦󠄃女をんな小兒こどもまでも喜悅よろこびり是これをもてヱルサレムの喜悅よろこびの聲こゑとほくまで聞きこえわたりぬ〘692㌻〙

44 その日ひ府庫くらのすべての室へやを掌つかさどるべき人々ひと〴〵を撰えらびて擧祭きよさいの品しな初はつ物ものおよび什一じふいちなど律法おきてに定さだむるところの祭司さいしとレビ人びととの分󠄃ぶんを邑々まち〳〵の田圃たはたに准したがひて取とりあつめてすべての室へやにいるることを掌つかさどらしむ是こは祭司さいしおよびレビ人びとの立たちて奉つかふるをユダ人びと喜よろこびたればなり 45 彼かれらは神かみの職守つとめおよび潔󠄄齋きよめごとの職守つとめを勤つとむ謳歌者うたうたふものおよび門もんを守まもる者ものも然しかり皆みなダビデとその子こソロモンの命令めいれいに依よる 46 在昔むかしダビデおよびアサフの日ひには謳歌者うたうたふものの長をさ一人ひとりありて神かみに讃美さんび感謝󠄃かんしやをたてまつる事ことありき 47 またゼルバベルの日ひおよびネヘミヤの日ひにはイスラエル人びとみな謳歌者うたうたふものと門もんを守まもる者ものに日々ひびの分󠄃ぶんを與あたへまたレビ人びとに物ものを聖󠄃別きよめて與あたへレビ人びとまたこれを聖󠄃別きよめてアロンの子孫こらに與あたふ
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第13章

1 その日ひモーセの書ふみを讀よみて民たみに聽きかしめけるに其その中なかに錄しるして云いふアンモニ人びとおよびモアブ人びとは何時いつまでも神かみの會くわいに入いるべからず 2 是こは彼かれらパンと水みづとをもてイスラエルの子孫ひと〴〵を迎󠄃むかへずして還󠄃かへつて之これを詛のろはせんとてバラムを傭やとひたりしが故ゆゑなり斯かゝりしかども我われらの神かみはその呪詛のろひを變かへて祝福めぐみとなしたまへりと 3 衆人ひと〴〵この律法おきてを聞きゝてのち雜まじりたる民たみを盡こと〴〵くイスラエルより分󠄃わかち離はなてり

4 是これより先さき我われらの神かみの家いへの室へやを掌つかさどれる祭司さいしエリアシブといふ者ものトビヤと近󠄃ちかくなりたれば 5 彼かれのために大おほいなる室へやを備そなふ其その室へやは元來もと素祭そさいの物もの乳󠄃香にうかう器皿うつはものおよび例れいによりてレビ人びと謳歌者うたうたふもの門もんを守まもる者等ものなどに與あたふる穀物こくもつ酒さけ油あぶらの什一じふいちならびに祭司さいしに與あたふる擧祭きよさいの物ものを置おきし處ところなり 6 當時そのころは我われヱルサレムに居をらざりき我われはバビロンの王わうアルタシヤスタの三十二年ねんに王わうの所󠄃ところに往󠄃ゆきたりしが數󠄄日すうじつの後のち王わうに暇いとまを乞こひて 7 エルサレムに來きたりエリアシブがトビヤのために爲なしたる惡事あしきことすなはちかれがために神かみの家いへの庭󠄄にはに一ひとつの室いへを備そなへし事ことを詳悉つまびらかにせり 8 我われはなはだこれを憂うれひてトビヤの家いへの器皿うつはものをことごとくその室へやより投なげいだし 9 頓やがて命めいじてすべての室へやを潔󠄄きよめさせ而しかして神かみの家いへの器皿うつはものおよび素祭そさい乳󠄃香にうかうなどを再ふたゝび其處そこに携たづさへいれたり

10 我われまた査しらべ觀みしにレビ人びとそのうくべき分󠄃ぶんを與あたへられざりきこの故ゆゑに其その職務つとめをなす所󠄃ところのレビ人びとおよび謳歌者うたうたふもの等など各々おの〳〵おのれの田はたに奔はしり歸かへりぬ 11 是こゝにおいて我われ何故なにゆゑに神かみの室いへを棄すてさせしやと言いひて牧伯等つかさたちを詰なじり頓やがてまたレビ人びとを招まねき集あつめてその故ゆゑの所󠄃ところに立たゝしめたり〘693㌻〙 12 斯かゝりしかばユダ人びとみな穀物こくもつ酒さけ油あぶらの什一じふいちを府庫くらに携たづさへ來きたれり 13 その時とき我われ祭司さいしシレミヤ學士がくしザドクおよびレビ人びとペダヤを府庫くらの有󠄃司つかさびととし之これにマツタニヤの子こザツクルの子こハナンを副そへて庫くらをつかさどらしむ彼かれらは忠信まめやかなる者ものと思おもはれたればなり其その職つとめは兄弟きやうだい等たちに分󠄃わかち配󠄃くばるの事ことなりき 14 わが神かみよ此事このことのために我われを記念おもひたまへ我わが神かみの室いへとその職事つとめのために我わが行おこなひし善事よきわざを拭ぬぐひ去さりたまはざれ
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15 當時そのころわれ觀みしにユダの中うちにて安息日あんそくにちに酒榨さかぶねを踏ふむ者ものあり麥むぎ束たばを持もちきたりて驢馬ろばに負󠄅おはするあり亦また酒さけ葡萄ぶだう無花果いちじくおよび各種さまざまの荷にを安息日あんそくにちにヱルサレムに携たづさへいるるあり我われかれらが食󠄃物くひものを鬻ひさぎをる日ひに彼かれらを戒いましめたり 16 彼處かしこにまたツロの人々ひと〴〵も住󠄃すみをりしが魚うをおよび各種さまざまの貨物しなものを携たづさへいりて安息日あんそくにちにユダの人々ひと〴〵に之これを鬻ひさぎかつヱルサレムにて商賣あきなひせり 17 是こゝにおいて我われユダの貴たふとき人々ひと〴〵を詰なじりて之これに言いふ汝なんぢら何なんぞ此この惡あしき事ことをなして安息日あんそくにちを瀆けがすや 18 汝なんぢらの先祖せんぞ等らも斯かくおこなはざりしや我われらの神かみこれが爲ためにこの一切すべての災禍わざはひを我われらとこの邑まちとに降󠄄くだしたまひしにあらずや然しかるに汝なんぢらは安息日あんそくにちを瀆けがして更󠄃さらに大おほいなる震怒いかりをイスラエルに招まねくなりと

19 而しかして安息日あんそくにちの前󠄃まへの日ひヱルサレムの門々もん〳〵暗󠄃くらくならんとする頃ころほひに我われ命めいじてその扉󠄆とびらを閉とぢさせ安息日あんそくにちの過󠄃すぎさるまで之これを開ひらくべからずと命めいじ我わが僕しもべ數󠄄人すうにんを門々もん〳〵に置おきて安息日あんそくにちに荷にを携たづさへいるる事ことなからしめたり 20 斯かゝりしかば商賣あきうどおよび各種さまざまの品しなを賣うる者等ものども一二いちに回くわいヱルサレムの外そとに宿やどれり 21 我われこれを戒いましめてこれに言いふ汝なんぢら石垣いしがきの前󠄃まへに宿やどるは何なんぞや汝等なんぢらもし重かさねて然しかなさば我われなんぢらに手てをかけんと其時そのときより後のちは彼かれら安息日あんそくにちには來きたらざりき 22 我われまたレビ人びとに命めいじてその身みを潔󠄄きよめさせ來きたりて門もんを守まもらしめて安息日あんそくにちを聖󠄃きよくす我わが神かみよ我わがために此事このことを記念きねんし汝なんぢの大おほいなる仁慈いつくしみをもて我われを憫あはれみたまへ

23 當時そのときわれアシドド、アンモン、モアブなどの婦󠄃女をんなを娶めとりしユダヤ人びとを見みしに 24 その子女こどもはアシドドの言語ことばを半󠄃なかば雜まじへて言いひユダヤの言語ことばを言いふことあたはず各國くに〴〵の言語ことばを雜まじへ用もちふ 25 我われ彼等かれらを詰なじりまた詬ののしりその中うちの數󠄄人すうにんを撻うちその毛けを拔ぬき神かみを指さして誓ちかはしめて言いふ汝なんぢらは彼かれらの男子むすこにおのが女子むすめを與あたふべからず又󠄂またなんぢらの男子むすこあるひはおのれ自身みづからのために彼かれらの女子むすめを娶めとるべからず
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26 是これらの事ことについてイスラエルの王わうソロモンは罪つみを獲えたるに非あらずや彼かれがごとき王わうは衆多おほくの國民くにびとの中うちにもあらずして神かみに愛あいせられし者ものなり神かみかれをイスラエル全󠄃國ぜんこくの王わうとなしたまへり然しかるに尙なほほ異邦󠄆ことくにの婦󠄃女等をんなどもはこれに罪つみを犯をかさしめたり〘694㌻〙 27 然されば汝なんぢらが異邦󠄆ことくにの婦󠄃女をんなを娶めとりこの一切すべての大たい惡あくをなして我われらの神かみに罪つみを犯をかすを我儕われら聽ゆるし置おくべけんや

28 祭司さいしの長をさエリアシブの子こヨイアダの一人ひとりの子こはホロニ人びとサンバラテの婿むこなりければ我われこれを逐󠄃出おひいだして我われを離はなれしむ 29 わが神かみよ彼かれらは祭司さいしの職つとめを汚けがし祭司さいしおよびレビ人びとの契󠄅約けいやくに背そむきたり彼かれらのことを忘󠄃わすれたまふ勿なかれ

30 我われかく人衆ひと〴〵を潔󠄄きよめて異邦󠄆ことくにの物ものを盡こと〴〵く棄すてしめ祭司さいしおよびレビ人びとの班列くみを立たてて各々おの〳〵その職務つとめに服󠄃ふくせしめ 31 また人衆ひと〴〵をして薪柴たきぎの禮物そなへものをその定さだまる期ときに献さゝげしめかつ初はつ物ものを奉たてまつらしむ我わが神かみよ我われを憶おもひ仁慈いつくしみをもて我われを待あしらひたまへ〘695㌻〙
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